こんにちは。夢中図書館へようこそ！
館長のふゆきです。
今日の夢中は、東京で諸国旅気分！ご当地アンテナショップ巡り、山陰の島根へプチ旅行です。
■ご当地アンテナショップ巡り
東京にいながらにして、あの地この地を旅しちゃおう！…いや、旅した気分になっちゃおう！
…という、壮大にして少しけち臭い企画、これが新企画「東京で諸国旅気分！ご当地アンテナショップ巡り」です。
それは偶然の出会いでした。
ついこの前まで進めていた「東京福めぐり」の旅の終盤で日本橋を訪れたときのこと。
橋のたもとや、歩道のすぐ側に、高層ビルの一角に、ほんの100メートルほどの道路の両脇に、ふるさとのご当地ショップが並んでいました。
一歩その中に足を踏み入れると、ご当地の名産、名品、グルメの数々…。ここを訪れると、ちょっとした旅気分を味わえます。
全国を旅するのはなかなかできないけど、東京にあるご当地アンテナショップなら旅することができる。
さあ、今日もご当地アンテナショップへ、ぶらり旅にでかけましょう！
■島根県あれこれ
アンテナショップが集まる日本橋エリア。今日は、その中の一つ、「にほんばし島根館」を訪れました。
ショップの前で集客（？）を行っているのは、島根県の観光キャラクター「しまねっこ」。
頭上の屋根は神社をイメージしたもの。これは出雲大社に限ったものでなく、島根県にある神社の象徴だそう。結構かわいいなぁ。いずれゆるキャラグランプリとりそう。
さてさて、島根に旅した気分になるにあたって、島根県の基本的なデータを見てみましょう。
※参考：「よくわかる都道府県」（日本博識研究所）2017年1月第5刷
人口は702千人（全国46位）。面積は6707K㎡（19位）。
特産物は、カマボコ（生産量全国1位）、牡丹（1位）、デラウエア（4位）など。
島根県と言えば、やはり出雲大社。年に1回全国から八百万の神様が集まるため、旧暦の10月はここだけ「神無月」ではなく「神在月」と呼びます。
このときは人口よりも神様が多くなるのだとか。
世界遺産・石見銀山や宍道湖のシジミも全国区ですね。
最近では、テニスの錦織圭の出身地として知られるようになり、彼が好きだという高級魚「のどぐろ」も一気に有名になりました。
■にほんばし島根館
さて、かわいらしい「しまねっこ」に招かれて、「にほんばし島根館」のなかへ。
中は結構広めです。島根の地産品を販売する物販コーナーに、イベントスペース。観光カウンターもあります。
宍道湖のシジミやのどぐろも売ってます。出雲そばもありました。そーか、黒いそばも有名でした。
少しびっくりしたのは和菓子が豊富なこと。旧松江藩主が風雅な人だった影響で、出雲地方は和菓子の名店が多いんだって。どれもおいしそうでした。
そんな文化があるせいか、政治家要人も輩出しているんですね。日本酒コーナーに、元総理大臣・竹下登氏を冠した「出雲誉（竹下登）」という酒がありました。ついでに、その孫の名前と写真をつけた「出雲誉れ（DAIGO）」というのも…。
「しまねっこ」グッズも売ってました。いずれ来るんじゃないかな…。
■今日の一品
それでは、そんな「にほんばし島根館」から、今日の一品です。
魅惑の品々のなかから、個人的な興味かつその日の気分で選んだのがこちら。
やっぱり、のどぐろ～。鮮魚は高すぎるから、こちらの缶詰をいただきます。
缶詰は2種類ありました。「のどぐろ水煮」と「のどぐろ醤油煮」。
「のどぐろ水煮」は、のどぐろを骨まで柔らかく煮込んだ、薄味仕立ての逸品。様々な料理にアレンジできます。
「のどぐろ醤油煮」は、同じくのどぐろをじっくり煮込んだ醤油煮。こちらはお酒のつまみに最適ですね。
いずれも、日本海で水揚げされた「のどぐろ」の旨みを、ぎゅっと缶一杯に詰め込んでいます。
さて、今日は「のどぐろ醤油煮」をいただきました。
醤油の香りが食欲をそそります。ほんとうにトロトロで、箸で身も骨も簡単にほぐせます。
口に運ぶと、じゅわぁーっと広がる海の香り。なんだろう、この甘さ。醤油に負けない白身の旨みを感じます。
日本酒のつまみでいただきましたが、さっそく白いご飯が食べたくなりました。水煮のほうも楽しみです。
日本海の美味なる幸にめぐまれた島根県。八百万の神様たちも、これが楽しみで年に1回訪れるのかも。
ちなみに、われわれ人間のために、この館の隣りには島根料理の店があります。「さばしゃぶ」ってのに引かれるなぁ。
はじめて山陰地方を旅することができました。…いや旅した気分を味わうことができました。
ありがとう、島根県！ ありがとう、にほんばし島根館！
■基本情報
店名：にほんばし島根館
住所：東京都中央区日本橋室町1-5-3 三越前福島ビル1F
アクセス：メトロ三越前駅より徒歩1分、JR新日本橋駅から徒歩5分
営業時間：10：30～19：00
定休日：不定休
