こんにちは。夢中図書館へようこそ!
館長のふゆきです。
今日の夢中は、ご当地アンテナショップ巡り、福井県のアンテナショップ「食の國 福井館」です。
■ご当地アンテナショップ巡り
東京にいながらにして、あの地この地を旅しちゃおう!…いや、旅した気分になっちゃおう!
…という、壮大にして少しけち臭い企画、これが今ささやかに展開中の企画「東京で諸国旅気分!ご当地アンテナショップ巡り」です。
今日は、銀座で見つけたこちらのアンテナショップ。
福井県の食の専門店「食の國 福井館」です。
全国を旅するのはなかなかできないけど、東京にあるご当地アンテナショップなら旅することができる。
今日は、銀座から福井へ、ご当地アンテナショップから、ぶらり旅にでかけましょう!
■福井県あれこれ
さてさて、福井に旅した気分になるにあたって、福井県の基本的なデータを見てみましょう。
※参考:「よくわかる都道府県」(日本博識研究所)2017年1月第5刷
人口は795千人(全国43位)。面積は4,189k㎡(34位)。
特産物は、ハーブ(出荷量全国2位)、メガネ(生産量全国1位)、ラッキョウ(7位)、水仙(5位)など。
福井県と言えば…。何を思い浮かべるでしょうか。
個人的には恐竜。恐竜の化石が多数発掘されたことから、「恐竜王国」と呼ばれる福井。
県立恐竜博物館はジュラシックパークみたいなんて声も。行ってみたい…。
鯖江のメガネも有名。日本産メガネフレームの9割はここでつくられています。メガネっ子の聖地かも?
■食の國 福井館
そんな福井県のアンテナショップ「食の國 福井館」に行ってきました。
さすがは「食の國」。美味しそうな海の幸、山の幸が並んでいます。
越前ガニは海の幸の代表格。粒うにもおいしそう…。
さらに福井のご当地グルメ。へしこにソースかつ丼。
へしこは若狭・丹後半島の伝統料理。あの臭みが病みつきになりますよね。
曹洞宗の大本山・永平寺も福井なんですね。ゆかりの名産もずらり。
歴史好きにはたまらない「越前朝倉飴」なんてのもあります。
そして恒例のご当地キャラはやっぱり恐竜。
福井県の公式恐竜ブランド「Juratic」。20体いるそうですよ。
■今日の一品
そんな福井の地産名産の中から選んだ「今日の一品」はこちら。
「けんけら」です。
「けんけら」は、福井県大野市の名物菓子。
珍しい名前ですね。その由来は、「堅家来」(けんけらい)から来ているのだとか。
江戸時代、徳川家臣・土井利房が初代大野藩主として当地に来ると、まず領内の名物を尋ねたそうです。
重臣たちが即答できずにいろいろと調べて上納したのが、名前もない地元の菓子でした。
この堅い菓子を気に入った土井利房が、命名したのが「堅家来」(けんけらい)でした。
いわく、「堅い菓子を造るわしが家来はさぞ心も堅いことであろう」。
以来、「けんけらい」が「けんけら」になって今に伝わっているのだとか。(大野往来より)
…ということで、ポリポリパリポリ、とっても堅いお菓子です。
味はとても素朴。シンプルな甘みが心地よくて、つい次に手が伸びます。
原料は、大豆・砂糖・水飴・白胡麻。余計なものはいらないって感じも殿様好みなのかも。
さすがは「堅家来」。純朴な甘みが魅力、殿様命名の越前名物菓子です。
ありがとう、福井! ありがとう、けんけら!
■基本情報
店名:食の國 福井館
住所:東京都中央区銀座1-3-3 銀座西ビル 1F
アクセス:メトロ銀座一丁目駅から徒歩1分、JR有楽町駅から徒歩3分
営業時間:10:30〜20:00(月〜土)、10:30〜19:00(日・祝)
定休日:無休(年末年始を除く)